植物の栄養欠乏症診断 | 株式会社リーフサイド

  要素名 主な作用/働き 欠乏症状 症状の出やすい植物 対応肥料
三大要素 窒素
(N)
葉の生育向上に必要です。
植物のタンパク質や葉緑素生成にとても重要な要素です。(葉肥)
  • 生育が悪くなる。
    (緑色が薄くなり、葉が淡黄色となる)
  • 葉、根、茎の伸長が悪くなる。
  • イネ科の植物(芝生も含まれる)
  • トマト、キュウリ、ハクサイ、キャベツ、ニンジン、セロリ、ブロッコリー、ホウレン草
キュウリ
リン酸
(P)
花や実の生育向上に必要です。
花や実を付ける植物には品質をよくするためにとても重要な要素です。(実肥)
  • 花数が少なくなり、開花や結実が遅れる。
  • 下位葉が枯れる。
  • 草丈が伸びない。
  • イネ科の植物
  • マメ科の植物
マメ
カリウム
(K)
根の生育向上に必要です。
根を強化し、丈夫な植物を生育するためにとても重要な要素です。(根肥)
  • 根腐れしやすい。
  • 果実の味や外見が悪くなる。
  • 下葉が白色化し、上葉にまでおよび、枯れていく。
  • 果樹類
  • タバコ
  • ダイズ
  • イチゴ
  • ハクサイ、セロリ
  • イネ科の植物
中量要素 カルシウム
(Ca)
根の生育に不可欠な要素です。
立ち枯れなどを防ぎ、耐病性を高めます。
  • 土壌の酸度の調整の他に、野菜類(葉物)の養分に必要なため、不足すると新芽や葉の先や、縁から黄色くなって枯れる。
  • トマト、キャベツ、タマネギ、ハクサイ、レタス、ピーマン、ホウレン草
  • メロン
キャベツ
マグネシウム
(Mg)
光合成に必要な葉緑素の中心元素、であり、植物細胞の新陳代謝を促進するための重要な要素です。
  • 葉が黄色くなる。
    (窒素の欠乏と違い、葉脈部分は残る)
  • キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、ホウレン草、レタス、ニンジン、セロリ
  • みかん、ぶどう、イチゴ、メロン
ぶどう
硫黄
(S)
植物体中のタンパク質の合成に必要です。
タンパク質の合成を作るアミノ酸に硫黄が不可欠なものがあるためとても重要な要素です。
  • 下葉から黄色くなる。
※日本ではあまり該当することはない。
外国では、牧草、果樹などに出現する。
微量要素
(Fe)
光合成に必要な葉緑素の形成に必要です。
葉色を向上させます。
  • 葉が黄色や白くなる。
    (主に新芽に現れる)
  • ネギ、ホウレン草
  • 陸稲
ネギ
マンガン
(Mn)
光合成を円滑に行わせるための重要な要素です。
  • 葉に黄や茶色の斑点が出る。
  • ぶどう、ナシ、みかん
  • 小麦
  • ダイズ
みかん
ホウ素
(B)
細胞分裂や細胞壁を強くするための重要な要素です。
  • 根や新芽の生育が悪くなる。
  • 茎や根が障害を受ける。
  • 大根、セロリ、トマト、レタス、、ハクサイ、ニンジン、ホウレン草
  • ぶどう
大根

(Cu)
多くの酵素の構成元素で、生育向上に必要です。
  • 葉の湾曲や、黄白色に変色する。
  • ムギ類
ムギ
亜鉛
(Zn)
他の養分の働きを助ける重要な役割を持った要素です。植物体中の成長ホルモンにも関係した要素です。
  • 葉の生長が阻害され小型化する。
  • インゲン、トウモロコシ、キャベツ
  • ぶどう、みかん、ウメ
トウモロコシ
モリブデン
(Mo)
植物体中のビタミンなどの合成に関わる重要な要素です。
  • 葉の湾曲や、黄色斑点が出る。
    併せて、窒素の欠乏症状も出る。
  • カリフラワー、レタス
  • 果樹
カリフラワー
  • モリブデン(Mo)

※上記の症状、診断内容は、弊社調べによる症状、診断であり、また、対応肥料については弊社製品からの対応肥料を記載しております。
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